コラボフローでSnowflake のデータと連携したワークフローを作成

クラウドワークフローのコラボフローで、Snowflake のデータと連携したワークフローを作成

杉本和也
リードエンジニア

最終更新日:2022-10-26

この記事で実現できるSnowflake 連携のシナリオ

こんにちは!リードエンジニアの杉本です。

コラボフロー(www.collabo-style.co.jp/ )は誰でも簡単に作れるクラウドベースのワークフローサービスです。さらにCData Connect Cloud と連携することで、Snowflake のデータへのクラウドベースのアクセスをノーコードで追加できます。本記事では、CData Connect Cloud 経由でコラボフローからSnowflake 連携を実現する方法を紹介します。

CData Connect Cloud はSnowflake のデータへのクラウドベースのOData インターフェースを提供し、コラボフローからSnowflake のデータへのリアルタイム連携を実現します。

Connect Cloud アカウントの取得

以下のステップを実行するには、CData Connect Cloud のアカウントが必要になります。こちらから製品の詳しい情報とアカウント作成、30日間無償トライアルのご利用を開始できますので、ぜひご利用ください。


Connect Cloud を構成

Snowflake Partner Connect を使って、Connect Cloud への接続を簡単に設定

Snowflake にログインした状態で「Snowflake Partner Connect」からCData Connect Cloud に直接サインアップして使用開始できます。

Snowflake のUI から「Data Products」 -> 「Partner Connect」の画面に移動し、「CData Software」をクリックすると、CData Connect Cloud にサインアップしてSnowflake への接続を自動作成してくれます。

この方法でサインアップした場合、Snowflake への接続設定の必要なくツールからご利用を開始いただけます。

コネクションを追加

コラボフローでSnowflake のデータを操作するには、Connect Cloud からSnowflake に接続し、コネクションにユーザーアクセスを提供してSnowflake のデータのOData エンドポイントを作成する必要があります。

Snowflake に接続したら、目的のテーブルのOData エンドポイントを作成します。

(オプション)新しいConnect Cloud ユーザーの追加

必要であれば、Connect Cloud 経由でSnowflake に接続するユーザーを作成します。

  1. 「Users」ページに移動し、 Invite Users をクリックします。
  2. 新しいユーザーのE メールアドレスを入力して、 Send をクリックしてユーザーを招待します。 新しいユーザーを招待
  3. 「Users」ページからユーザーを確認および編集できます。 Connect Cloud ユーザー

パーソナルアクセストークン(PAT)の追加

OAuth 認証をサポートしていないサービス、アプリケーション、プラットフォーム、またはフレームワークから接続する場合は、認証に使用するパーソナルアクセストークン(PAT)を作成できます。きめ細かなアクセス管理を行うために、サービスごとに個別のPAT を作成するのがベストプラクティスです。

  1. Connect Cloud アプリの右上にあるユーザー名をクリックし、「User Profile」をクリックします。
  2. 「User Profile」ページで「Access Token」セクションにスクロールし、 Create PAT をクリックします。
  3. PAT の名前を入力して Create をクリックします。 Creating a new PAT
  4. パーソナルアクセストークン(PAT)は作成時にしか表示されないため、必ずコピーして安全に保存してください。

Connect Cloud からSnowflake に接続

CData Connect Cloud では、簡単なクリック操作ベースのインターフェースでデータソースに接続できます。

  1. Connect Cloud にログインし、 Add Connection をクリックします。 コネクションの追加
  2. 「Add Connection」パネルから「Snowflake」を選択します。 データソースの選択
  3. 必要な認証プロパティを入力し、Snowflake に接続します。

    Snowflake データベースに接続するには、認証に加えて次のプロパティを設定します。

    • Url:自身のSnowflake URL、例えばhttps://orgname-myaccount.snowflakecomputing.com
      • Legacy URL を使用する場合:https://myaccount.region.snowflakecomputing.com
      • 自身のURL を見つけるには:
        1. Snowflake UI の左下にある自身の名前をクリックします。
        2. Account ID にカーソルを合わせます。
        3. Copy Account URL アイコンをクリックして、アカウントURL をコピーします。
    • Database(オプション):によって公開されるテーブルとビューを、特定のSnowflake データベースのものに制限します。
    • Schema(オプション):本製品によって公開されるテーブルとビューを、特定のSnowflake データベーススキーマのものに制限します。

    Snowflake への認証

    本製品は、Snowflake ユーザー認証、フェデレーション認証、およびSSL クライアント認証をサポートしています。認証するには、UserPassword を設定し、AuthScheme プロパティで認証メソッドを選択します。

    キーペア

    ユーザーアカウントに定義されたプライベートキーを使用してセキュアなトークンを作成することにより、キーペア認証を使用して認証できます。この方法で接続するには、AuthSchemePRIVATEKEY に設定し、次の値を設定します。

    • User:認証に使用するユーザーアカウント。
    • PrivateKey:プライベートキーを含む.pem ファイルへのパスなど、ユーザーに使用されるプライベートキー。
    • PrivateKeyType:プライベートキーを含むキーストアの種類(PEMKEY_FILE、PFXFILE など)。
    • PrivateKeyPassword:指定されたプライベートキーのパスワード。

    その他の認証方法は、ヘルプドキュメントの「Snowflake への認証」セクションを参照してください。

    接続の設定(Salesforce の表示)
  4. Create & Test をクリックします。
  5. 「Add Snowflake Connection」ページの「Permissions」タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を更新します。 権限を更新

Connect Cloud にSnowflake OData エンドポイントを追加する

Snowflake に接続したら、目的のテーブルのOData エンドポイントを作成します。

  1. OData ページに移動し、 Add をクリックして新しいOData エンドポイントを作成します。
  2. Snowflake 接続(例:Snowflake1)を選択し、Next をクリックします。
  3. 使用するテーブルを選択し、「Confirm」をクリックします。 テーブルを選択(Salesforce の例)

コネクションとOData エンドポイントを設定したら、コラボフローからSnowflake のデータに接続できます。

Snowflake のデータに接続したワークフローを作成

コラボフローからConnect Cloud に連携するためのJavaScript の準備

コラボフロー上で使用するConnect Cloud との接続用JavaScriptを準備します。

(function () { 'use strict'; // Setting Propeties const AutocompleteSetting = { // Autocomplete target field for Collaboflow InputName: 'fid0', // Collaboflow item detils line number ListRowNumber : 15, // Autocomplete tartget field for Connect Cloud ApiListupFiledColumn : 'snowflake_column', // Key Column Name for Connect Cloud resource ApiListupKeyColumn : 'snowflake_keycolumn', // Mapping between Collaboflow field and Connect Cloud column Mappings: [ { PartsName: 'fid1', // Collabo flow field name APIName: 'snowflake_column1' // Connect Cloud column name }, { PartsName: 'fid2', APIName: 'snowflake_column2' }, { PartsName: 'fid3', APIName: 'snowflake_column3' }, { PartsName: 'fid4', APIName: 'snowflake_column4' } ] }; const CDataConnectCloudSetting = { // Connect Cloud URL ConnectCloudUrl : 'http://XXXXXX', // Connect Cloud Resource Name ConnectCloudResourceName : 'snowflake_table', // Connect Cloud Key Headers : { Authorization: 'Basic YOUR_BASIC_AUTHENTICATION' }, // General Properties ParseType : 'json', get BaseUrl() { return CDataCloudServerSetting.ApiServerUrl + '/api.rsc/' + CDataCloudServerSetting.ApiServerResourceName } } let results = []; let records = []; // Set autocomplete processing for target input field collaboflow.events.on('request.input.show', function (data) { for (let index = 1; index < AutocompleteSetting.ListRowNumber; index++) { $('#' + AutocompleteSetting.InputName + '_' + index).autocomplete({ source: AutocompleteDelegete, autoFocus: true, delay: 500, minLength: 2 }); } }); // This function get details from Connect Cloud, Then set values at each input fields based on mappings object. collaboflow.events.on('request.input.' + AutocompleteSetting.InputName + '.change', function (eventData) { debugger; let tartgetParts = eventData.parts.tbl_1.value[eventData.row_index - 1]; let keyId = tartgetParts[AutocompleteSetting.InputName].value.split(':')[1\; let record = records.find(x => x[AutocompleteSetting.ApiListupKeyColumn] == keyId); if (!record) return; AutocompleteSetting.Mappings.forEach(x => tartgetParts[x.PartsName].value = ''); AutocompleteSetting.Mappings.forEach(x => tartgetParts[x.PartsName].value = record[x.APIName]); }); function AutocompleteDelegete(req, res) { let topParam = '&$top=10' let queryParam = '$filter=contains(' + AutocompleteSetting.ApiListupFiledColumn + ',\'' + encodeURIComponent(req.term) + '\')'; collaboflow.proxy.get( CDataCloudServerSetting.BaseUrl + '?' + queryParam + topParam, CDataCloudServerSetting.Headers, CDataCloudServerSetting.ParseType).then(function (response) { results = []; records = []; if (response.body.value.length == 0) { results.push('No Results') res(results); return; } records = response.body.value; records.forEach(x => results.push(x[AutocompleteSetting.ApiListupFiledColumn] + ':' + x[AutocompleteSetting.ApiListupKeyColumn])); res(results); }).catch(function (error) { alert(error); }); } })();
  • 「CDataConnectCloudSetting」のそれぞれのプロパティには構成したSSH Server のURL とConnect Cloud の認証情報をそれぞれ設定してください。
  • 「AutocompleteSetting」はどのフィールドでオートコンプリートを動作させるか? といった設定と、API のプロパティとのマッピングを行います。
  • 今回はコラボフローのデフォルトテンプレートで提供されている「12a.見積書・注文書」で利用しますので、デフォルトでは商品名のフィールドを、Product テーブルのName と紐付けて、Autocomplete を行うように構成しています。値が決定されたら、Key となるProductID を元に「型番、標準単価、仕入単価、御提供単価」をそれぞれAPI から取得した値で自動補完するようになっています。

コラボフロー側でJavaScript を登録

JavaScript を作成したら、後はコラボフローにアップするだけです。

  • コラボフローにログインし「アプリ設定」→「フォーム設定」に移動します。
  • CollaboFlow
  • フォーム一覧から使用するフォームを選択します。
  • CollaboFlow
  • フォーム編集画面に移動後、「カスタマイズ」タブをクリックし、ファイルをアップロードから作成したJSファイルをアップロードし、保存します。
  • CollaboFlow
  • これでConnect Cloud 経由でSnowflake のデータを取得し、自動入力補完する機能がコラボフローの申請フォームに追加できました。

クラウドアプリケーションからSnowflake のデータへのライブ接続

コラボフローからSnowflake リアルタイムデータに直接接続できるようになりました。これで、Snowflake のデータを複製せずにより多くの接続とアプリを作成できます。

クラウドアプリケーションから直接100を超えるSaaS 、ビッグデータ、NoSQL ソースへのリアルタイムデータアクセスを取得するには、CData Connect Cloud を参照してください。

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