ColdFusion でDatabricks のデータに連携する方法

ColdFusion の標準的なデータアクセスコードでDatabricks にデータ連携。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2021-02-06

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。



CData JDBC Driver for Databricks は、ColdFusion のrapid development tools を使ってDatabricks への接続をシームレスに統合します。この記事では、ColdFusion でDatabricks に連携しDatabricks テーブルをクエリする方法を説明します。

ColdFusion にDatabricks のJDBC データソースを作成

下記の手順に従ってDatabricks のデータソースを作成し、ColdFusion アプリケーションへの連携を可能にします。

  1. ドライバーのJAR および.lic ファイルを、インストールディレクトリから C:\ColdFusion10\cfusion\wwwroot\WEB-INF\lib にコピーします。

    ドライバーのJAR およびlicense はインストールディレクトリの[lib]サブフォルダに配置されています。

  2. ドライバーをデータソースとして追加:

    ColdFusion Administrator インターフェースで[Data & Services]ノードを展開し、[Data Sources]>[Add New Data Source]をクリックします。ダイアログが表示されたら、以下のプロパティを入力します。

    • Data Source Name:データソースの名前を入力。名前はColdFusion 変数命名規則に一致する必要があります。
    • Driver:[Other]を選択。
    Adding a JDBC data source to ColdFusion. (Salesforce is shown.)
  3. JDBC Driver のプロパティ設定:

    • JDBC URL:JDBC URL に接続プロパティを入力。JDBC のURL は以下で始まり jdbc:databricks: 次に、セミコロン区切りでname=value ペアの接続プロパティを入力します。以下は一般的なJDBC URL です:

      jdbc:databricks:Server=127.0.0.1;Port=443;TransportMode=HTTP;HTTPPath=MyHTTPPath;UseSSL=True;User=MyUser;Password=MyPassword;

      Databricks 接続プロパティの取得・設定方法

      Databricks クラスターに接続するには、以下のプロパティを設定します。

      • Database:Databricks データベース名。
      • Server:Databricks クラスターのサーバーのホスト名
      • HTTPPath:Databricks クラスターのHTTP パス。
      • Token:個人用アクセストークン。この値は、Databricks インスタンスのユーザー設定ページに移動してアクセストークンタブを選択することで取得できます。
      Databricks インスタンスで必要な値は、クラスターに移動して目的のクラスターを選択し、Advanced Options の下にあるJDBC/ODBC タブを選択することで見つけることができます。

      Databricks への認証

      CData は、次の認証スキームをサポートしています。

      • Basic
      • 個人用アクセストークン
      • Azure Active Directory(AD)
      • Azure サービスプリンシパル
      • OAuthU2M
      • OAuthM2M

      Basic

      Basic 認証には、ユーザー名とパスワードが必要です。以下を設定します。

      • AuthSchemeBasic
      • User:ユーザーネーム。これはデフォルト値("Token")をオーバーライドします。
      • Token:パスワード。

      その他の認証方法については、ヘルプドキュメント の「はじめに」セクションを参照してください。

    • Driver Class:ドライバーのクラスを入力。ドライバークラスは、以下のとおりです。cdata.jdbc.databricks.DatabricksDriver
    • Driver Name:ユーザー定義のドライバー名を入力。ドライバー名はColdFusion Administrator コンソールでデータソースを認識するために使われます。
    • Username:認証するユーザーネームを入力。
    • Password:認証するパスワードを入力。
Required connection properties specified in the JDBC URL. (Salesforce is shown.)

[Actions] カラムのCData Databricks のデータソースを有効にして、接続をテストできます。ステータスがOK になったら、Databricks のデータソースを使うことができます。

Test the connection in the Actions column. (Salesforce is shown.)

クエリを実行

下記の手順に従って、Databricks の基準に合ったレコードをクエリし、結果をHTML テーブルに出力する簡単なアプリケーションを作成します。

  1. 新規ColdFusion markup ファイルでクエリを定義:C:\ColdFusion10\cfusion\wwwroot directory for ColdFusion の.cfm ファイルに次のコードを入力:

    <cfquery name="DatabricksQuery" dataSource="CDataDatabricks"> SELECT * FROM Customers </cfquery>

    Note:CData JDBC Drivers は、cfqueryparam エレメントを使ってパラメータ化されたクエリもサポートします。例:

    <cfquery name="DatabricksQuery" dataSource="CDataDatabricks"> SELECT * FROM Customers WHERE Country = <cfqueryparam>US</cfqueryparam> </cfquery>
  2. CFTable を使ってHTML にテーブルを出力:

    <cftable query = "DatabricksQuery" border = "1" colHeaders colSpacing = "2" headerLines = "2" HTMLTable maxRows = "500" startRow = "1"/> <cfcol header="<b>City</b>" align="Left" width=4 text="#City#"></cfcol> <cfcol header="<b>CompanyName</b>" align="Left" width=11 text="#CompanyName#"></cfcol> </cftable>
  3. コードを実行してグリッドを表示します。

    Query results in an HTML table. (Salesforce is shown.)

HTML 部分を含む以下のフルコードが利用できます。

<html> <head><title>Hello World</title></head> <body> <cfoutput>#ucase("hello world")#</cfoutput> <cfquery name="DatabricksQuery" dataSource="CDataDatabricks"> SELECT * FROM Customers </cfquery> <cftable query = "DatabricksQuery" border = "1" colHeaders colSpacing = "2" headerLines = "2" HTMLTable maxRows = "500" startRow = "1"> <cfcol header="<b>City</b>" align="Left" width=4 text="#City#"></cfcol> <cfcol header="<b>CompanyName</b>" align="Left" width=11 text="#CompanyName#"></cfcol> </cftable> </body> </html>

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