Visual Studio でチャートコントロールと Databricks をデータバインド

標準ADO.NET プロシージャを使ってデータバインドして、Visual Studio ツールボックスのコントロールから Databricks との双方向接続を実現。この記事ではVisual Studio のグラフィカルアプローチと、ほんの数行のコードでデータバインドをする方法を説明します。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2021-03-21

この記事で実現できるDatabricks 連携のシナリオ

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

データバインドによって、UI コントロールからデータに接続できます。 CData ADO.NET Provider for Databricks を使って、Visual Studio 上でWindows Forms およびWeb Forms とDatabricks をデータバインドできます。この記事で、Databricks を、ウィザードから変更をリアルタイムで反映するチャートにデータバインドする方法を説明します。 Code Walk-through セクションではチャートはほんの10行のコードで作成します。

チャートへのデータバインド

データバインドは3つのステップから構成されます。コントロールのインスタンス作成、データソースの設定、最後にデータバインドです。

接続を設定してデータベースオブジェクトを選択

下の手続きにより、データソース構成ウィザードを使ってチャートコントロールとDatabricks との接続を作成します。ウィザード上でデータバインドをするDatabricks エンティティを使います。

  1. Windows Forms プロジェクトでは、チャートコントロールをツールボックスからフォーム上にドラグ&ドロップします。チャートプロパティのデータセクションで DataSource を選択し、メニューからプロジェクトデータソースの追加を選択します。 Add a data source to be bound to the chart.
  2. 出てくるデータソース構成ウィザードでデータベース -> データセットを選択します。
  3. データ接続ステップで、「新しい接続」をクリックします。
  4. データ接続の選択ダイアログで、「変更」をクリックして、CData Databricks のデータソースを選択して、接続プロパティを入力します。下は代表的な接続文字列ですです。:

    Server=127.0.0.1;Port=443;TransportMode=HTTP;HTTPPath=MyHTTPPath;UseSSL=True;User=MyUser;Password=MyPassword;

    Databricks 接続プロパティの取得・設定方法

    Databricks クラスターに接続するには、以下のプロパティを設定します。

    • Database:Databricks データベース名。
    • Server:Databricks クラスターのサーバーのホスト名
    • HTTPPath:Databricks クラスターのHTTP パス。
    • Token:個人用アクセストークン。この値は、Databricks インスタンスのユーザー設定ページに移動してアクセストークンタブを選択することで取得できます。
    Databricks インスタンスで必要な値は、クラスターに移動して目的のクラスターを選択し、Advanced Options の下にあるJDBC/ODBC タブを選択することで見つけることができます。

    Databricks への認証

    CData は、次の認証スキームをサポートしています。

    • Basic
    • 個人用アクセストークン
    • Azure Active Directory(AD)
    • Azure サービスプリンシパル
    • OAuthU2M
    • OAuthM2M

    Basic

    Basic 認証には、ユーザー名とパスワードが必要です。以下を設定します。

    • AuthSchemeBasic
    • User:ユーザーネーム。これはデフォルト値("Token")をオーバーライドします。
    • Token:パスワード。

    その他の認証方法については、ヘルプドキュメント の「はじめに」セクションを参照してください。

  5. Connection properties for the selected data source in the Add Connection dialog. (Salesforce is shown.)
  6. 使用するデータソースオブジェクトを選択します。例は Customers テーブルです。 Select database objects. (Salesforce is shown.)

DataBind

データソースの追加とデータベースオブジェクトを選択したら、チャートにオブジェクトをバインドします。この例では、X軸に City をY軸に CompanyName を設定します。

  1. チャートプロパティで、Series プロパティをクリックし、Series コレクション エディター を開きます。
  2. Series プロパティでX軸、Y軸に設定するカラムを選択します:XValueMember および YValueMember プロパティにメニューからカラムを選びます。
The axes of the chart defined in the Series Collection Editor.

チャートはこれでDatabricks にデータバインドされました。チャートを実行して最新のデータを表示させましょう。 The chart, filled with data at run time.

コード Walk-through

Databricks へのデータバインドはほんの数行のコードのみが必要で、3つの簡単なステップで完了できます。

  1. Databricks に接続します。
  2. DatabricksDataAdapter を作成して、クエリを作成し、結果を入れるデータセットを作成します。
  3. 結果セットとチャートをデータバインドします。

下に完全なコードを示します:

DatabricksConnection conn = new DatabricksConnection("Server=127.0.0.1;Port=443;TransportMode=HTTP;HTTPPath=MyHTTPPath;UseSSL=True;User=MyUser;Password=MyPassword;"); DatabricksCommand comm = new DatabricksCommand("SELECT City, CompanyName FROM Customers WHERE Country = 'US'", conn); DatabricksDataAdapter da = new DatabricksDataAdapter(comm); DataSet dataset = new DataSet(); da.Fill(dataset); chart1.DataSource = dataset; chart1.Series[0].XValueMember = "City"; chart1.Series[0].YValueMembers = "CompanyName"; // Insert code for additional chart formatting here. chart1.DataBind();

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