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詳細はこちら →Cognos Analytics でDynamics 365 のデータを分析
CData Connect Cloud を使ってCognos Analytics からDynamics 365 に接続し、リアルタイムDynamics 365 のデータを分析します。
最終更新日:2022-11-20
この記事で実現できるDynamics 365 連携のシナリオ
こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。
IBM Watson® を搭載したCognos Analytics では、データのクリーニングと連携、さらに可視化を行うことができます。CData Connect Cloud と組み合わせると、クラウドデータとCognos Analytics を即座にリアルタイムで接続し、データ管理、視覚化、分析などを行うことができます。 この記事では、CData Connect Cloud でDynamics 365 に接続し、さらにCognos Analytics でDynamics 365 のデータを分析する方法を紹介します。
NOTE:この手順を実行するにはCognos Analytics 11.2.4 以降が必要です。
CData Connect Cloud は、Dynamics 365 にクラウドベースのインターフェースを提供し、ネイティブにサポートされているデータベースにデータを複製することなくCognos でのDynamics 365 のデータの分析を実現します。 CData Connect Cloud は最適化されたデータ処理により、サポートされているすべてのSQL 操作(フィルタ、JOIN など)をDynamics 365 に直接発行し、サーバー側の処理を利用して要求されたDynamics 365 のデータを高速で返します。
Connect Cloud アカウントの取得
以下のステップを実行するには、CData Connect Cloud のアカウントが必要になります。こちらから製品の詳しい情報とアカウント作成、30日間無償トライアルのご利用を開始できますので、ぜひご利用ください。
Connect Cloud からDynamics 365 への接続
CData Connect Cloud を使うと、直感的なクリック操作ベースのインターフェースを使ってデータソースに接続できます。
- Connect Cloud にログインし、 Add Connection をクリックします。
- Add Connection パネルで「Dynamics 365」を選択します。
-
必要な認証プロパティを入力し、Dynamics 365 に接続します。
Dynamics 365 接続プロパティの取得・設定方法
Microsoft Dynamics 365 への接続
Microsoft Dynamics 365 ドライバーは、以下のMicrosoft Dynamics 365 エディションへの接続をサポートしています。
- CustomerService
- FieldService
- FinOpsOnline (デフォルト)
- FinOpsOnPremise
- HumanResources
- Marketing
- ProjectOperations
- Sales
Notes:
- Supply Chain Management はFinance and Operations と同一です。これらのいずれかに接続するには、Edition をFinOpsOnline またはFinOpsOnPremise のいずれかに設定します。
- Microsoft Dynamics 365 Business Central については、個別のMicrosoft Dynamics 365 Business Central ドライバーを使用してください。
- OrganizationUrl:お使いのMicrosoft Dynamics 365 組織のURL。例えば、https://orgcb42e1d0.crm.dynamics.com。
- Edition:上記のエディション一覧に示すとおり。
Microsoft Dynamics 365 への認証
Microsoft Dynamics 365 は、Azure AD、Azure サービスプリンシパル、Azure マネージドID(MSI)を経由する認証をサポートします。これらはすべてOAuth 規格に基づきます。 認証方法の詳細は、ヘルプドキュメントを参照してください。
- Create & Test をクリックします。
- Add Dynamics 365 Connection ページのPermissions タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を更新します。
パーソナルアクセストークンの取得
OAuth 認証をサポートしていないサービス、アプリケーション、プラットフォーム、またはフレームワークから接続する場合は、認証に使用する個人用アクセストークン(PAT)を作成できます。 きめ細かなアクセス管理を行うために、サービスごとに個別のPAT を作成するのがベストプラクティスです。
- Connect Cloud アプリの右上にあるユーザー名をクリックし、User Profile をクリックします。
- User Profile ページでPersonal Access Token セクションにスクロールし、 Create PAT をクリックします。
- PAT の名前を入力して Create をクリックします。
- 個人用アクセストークンは作成時にしか表示されないため、必ずコピーして安全に保存してください。
接続の設定が完了したら、Cognos Analytics からDynamics 365 のデータに接続できるようになります。
Cognos Analytics からDynamics 365 への接続
以下のステップでは、Cognos Analytics からCData Connect Cloud に接続してリアルタイムDynamics 365 のデータを分析する方法を説明します。
CData Connect Cloud JDBC Driver をダウンロードする
- CData Connect Cloud JDBC Driver をダウンロードしてインストールします:https://www.cdata.com/jp/cloud/clients/download.aspx#jdbc。
- JAR ファイル(cdata.jdbc.connect.jar)をインストールディレクトリ(例:C:\Program Files\CData\JDBC Driver for CData Connect\lib)からCognos Analytics のインストールディレクトリにある"drivers" フォルダにコピーします。
CData Connect Cloud への接続を設定する
- IBM Cognos を立ち上げ、管理 -> データ・サーバー接続に移動します。
- アイコンをクリックしてデータサーバーを追加します。
- CData Connect Cloud を選択します。
- JDBC URL を適切な接続文字列に設定します。次に例を示します。
jdbc:connect://AuthScheme=Basic;
- Driver class name を"cdata.jdbc.connect.ConnectDriver" に設定します。
- 認証方式を選択し、認証情報を作成して保存します。
- Username をCData Connect Cloud のユーザー名(例:user@mydomain.com)に設定。
- Password を前述の生成したPAT に設定。
- Test connection をクリックし、接続が成功したことを確認します。
これでCognos Analytics でDynamics 365 のデータを分析し可視化する準備が整いました。Cognos Analytics の使用について、詳しくはIBM Cognos Analytics のドキュメントを参照してください。
Cognos Analytics のDynamics 365 のデータへのリアルタイムアクセス
Cognos Analytics からリアルタイムDynamics 365 のデータに直接クラウド間接続ができるようになりました。これで、Dynamics 365 を複製することなく新しい可視化やレポートなどを作成できます。
クラウドアプリケーションから直接100を超えるSaaS 、ビッグデータ、NoSQL データソースへのリアルタイムデータアクセスを実現するには、CData Connect Cloud の30日間無償トライアルをぜひお試しください。