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詳細はこちら →Crystal Reports でDynamics 365 のデータに連携して帳票を作成
レポートウィザードを使って、最新のDynamics 365 連携データを使った帳票を作成。
最終更新日:2022-06-11
この記事で実現できるDynamics 365 連携のシナリオ
こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。
Crystal Reports には、JDBC 標準向けのサポートが組み込まれています。この記事では、Dynamics 365 の機能を持つ帳票を作成するレポート作成ウィザードの使い方を説明します。
Dynamics 365 JDBC Driver のインストール
CData JDBC Driver for Dynamics365 を、ドライバーのJAR をCrystal Reports のクラスパスに含めてインストール:DataDriverCommonElement の下のClassPath element のパスに、 .jar を含むファイルのフルパスを追加します。
CRConfig.xml は通常C:\Program Files (x86)\SAP BusinessObjects\SAP BusinessObjects Enterprise XI 4.0\java に配置されます。— パスはインストールによって若干異なる場合があります。ドライバーのJAR はインストールディレクトリの[lib]サブフォルダ内にあります。
ClassPath にJAR を追加したら、Crystal Reports を再起動します。
Dynamics 365 のデータに接続
下記の手順に従って、レポート作成ウィザードを使ってDynamics 365 接続を作成します。
- 新しい空の帳票で、[Create New Connection]>[JDBC (JNDI)]をクリックします。
ウィザードでJDBC 接続URL を選択します。
jdbc:dynamics365:OrganizationUrl=https://myaccount.operations.dynamics.com/;Edition=Sales;
ドライバーのクラス名を設定:
cdata.jdbc.dynamics365.Dynamics365Driver
Dynamics 365 接続プロパティの取得・設定方法
Microsoft Dynamics 365 への接続
Microsoft Dynamics 365 ドライバーは、以下のMicrosoft Dynamics 365 エディションへの接続をサポートしています。
- CustomerService
- FieldService
- FinOpsOnline (デフォルト)
- FinOpsOnPremise
- HumanResources
- Marketing
- ProjectOperations
- Sales
Notes:
- Supply Chain Management はFinance and Operations と同一です。これらのいずれかに接続するには、Edition をFinOpsOnline またはFinOpsOnPremise のいずれかに設定します。
- Microsoft Dynamics 365 Business Central については、個別のMicrosoft Dynamics 365 Business Central ドライバーを使用してください。
- OrganizationUrl:お使いのMicrosoft Dynamics 365 組織のURL。例えば、https://orgcb42e1d0.crm.dynamics.com。
- Edition:上記のエディション一覧に示すとおり。
Microsoft Dynamics 365 への認証
Microsoft Dynamics 365 は、Azure AD、Azure サービスプリンシパル、Azure マネージドID(MSI)を経由する認証をサポートします。これらはすべてOAuth 規格に基づきます。 認証方法の詳細は、ヘルプドキュメントを参照してください。
帳票をデザイン
JDBC 接続をDynamics 365 に追加したら、レポート作成ウィザードを使ってDynamics 365 を帳票に追加できます。
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帳票に必要なテーブルやフィールドを選択して、データソースを設定します。この例では、GoalHeadings テーブルのGoalHeadingId およびName カラムを使います。
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チャートの種類を設定 ウィザードを完了すると、Crystal Reports はDynamics 365 のデータ に実行されるSQL クエリをビルドします。ドライバーは、ライブDynamics 365 のデータ に対してクエリを実行します。
- 必要に応じて、ほかのフィルタや帳票テンプレートを設定します。
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データのインポートが終わったら、データをサマライズもしくはソートするチャートやレポートオブジェクトを作成できます。[Insert]>[Chart]をクリックして、チャートエキスパートを開きます。Total Name by GoalHeadingId を表すグラフを作成するには、GoalHeadingId を[On Change Of]メニューセレクションの下のボックスに追加してからName を[Show Values]の下のボックスに追加します。
完成した帳票をプレビューして、チャートにデータが入っていることを確認します。Null 値を取り除きたい場合は、SelectionFormula を使います。
