各製品の資料を入手。
詳細はこちら →Apache Spark でDynamics 365 のデータをSQL で操作する方法
CData JDBC ドライバーを使用して、Apache Spark でDynamics 365 にデータ連携。
最終更新日:2023-09-04
この記事で実現できるDynamics 365 連携のシナリオ
こんにちは!リードエンジニアの杉本です。
Apache Spark は大規模データ処理のための高速エンジンです。CData JDBC Driver for Dynamics365 と組み合わせると、Spark はリアルタイムでDynamics 365 のデータに連携して処理ができます。本記事では、Spark シェルに接続してDynamics 365 をクエリする方法について解説します。
CData JDBC Driver は、最適化されたデータ処理がドライバーに組み込まれているため、リアルタイムDynamics 365 と対話するための高いパフォーマンスを提供します。Dynamics 365 に複雑なSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計など、サポートされているSQL操作を直接Dynamics 365 にプッシュし、組込みSQL エンジンを使用してサポートされていない操作(SQL 関数やJOIN 操作)をクライアント側で処理します。組み込みの動的メタデータクエリを使用すると、ネイティブデータ型を使用してDynamics 365 を操作して分析できます。
CData JDBC Driver for Dynamics365 をインストール
まずは、本記事右側のサイドバーからDynamics365 JDBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。
Spark Shell を起動してDynamics 365 のデータに接続
- ターミナルを開き、Spark shell でCData JDBC Driver for Dynamics365 JAR file をjars パラメータに設定します:
$ spark-shell --jars /CData/CData JDBC Driver for Dynamics365/lib/cdata.jdbc.dynamics365.jar
- Shell でJDBC URL を使ってDynamics 365 に接続し、SQL Context load() function でテーブルを読み込みます。
Dynamics 365 接続プロパティの取得・設定方法
Microsoft Dynamics 365 への接続
Microsoft Dynamics 365 ドライバーは、以下のMicrosoft Dynamics 365 エディションへの接続をサポートしています。
- CustomerService
- FieldService
- FinOpsOnline (デフォルト)
- FinOpsOnPremise
- HumanResources
- Marketing
- ProjectOperations
- Sales
Notes:
- Supply Chain Management はFinance and Operations と同一です。これらのいずれかに接続するには、Edition をFinOpsOnline またはFinOpsOnPremise のいずれかに設定します。
- Microsoft Dynamics 365 Business Central については、個別のMicrosoft Dynamics 365 Business Central ドライバーを使用してください。
- OrganizationUrl:お使いのMicrosoft Dynamics 365 組織のURL。例えば、https://orgcb42e1d0.crm.dynamics.com。
- Edition:上記のエディション一覧に示すとおり。
Microsoft Dynamics 365 への認証
Microsoft Dynamics 365 は、Azure AD、Azure サービスプリンシパル、Azure マネージドID(MSI)を経由する認証をサポートします。これらはすべてOAuth 規格に基づきます。 認証方法の詳細は、ヘルプドキュメントを参照してください。
組み込みの接続文字列デザイナー
JDBC 接続文字列URL の作成には、Dynamics 365 JDBC Driver にビルトインされたデザイナを使用できます。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインでJAR ファイルを実行するとデザイナが開きます。
java -jar cdata.jdbc.dynamics365.jar
接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。
scala> val dynamics365_df = spark.sqlContext.read.format("jdbc").option("url", "jdbc:dynamics365:OrganizationUrl=https://myaccount.operations.dynamics.com/;Edition=Sales;").option("dbtable","GoalHeadings").option("driver","cdata.jdbc.dynamics365.Dynamics365Driver").load()
- 接続が完了し、データがロードされたら、テーブルスキーマが表示されます。
Dynamics 365 をテンポラリーテーブルとして登録します:
scala> dynamics365_df.registerTable("goalheadings")
-
データに対して、次のようなカスタムSQL クエリを実行します。
scala> dynamics365_df.sqlContext.sql("SELECT GoalHeadingId, Name FROM GoalHeadings WHERE Name = MyAccount").collect.foreach(println)
コンソールで、次のようなDynamics 365 のデータを取得できました!これでDynamics 365 との連携は完了です。
CData JDBC Driver for Dynamics365 をApache Spark で使って、Dynamics 365 に対して、複雑かつハイパフォーマンスなクエリを実行できます。30日の無償評価版 をダウンロードしてぜひお試しください。