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詳細はこちら →NetSuite をSSIS 経由でSQL サーバーにバックアップする
NetSuite 用のCData ADO.NET プロバイダーを使用して簡単にSQL サーバーへデータをバックアップします。ここでは、NetSuite をデータベースに入力する際、SSIS ワークフローを使用します。
最終更新日:2022-04-12
こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。
NetSuite 用のCData ADO.NET プロバイダーはNetSuite をバックアップ、レポート、フルテキスト検索、分析などを行うアプリケーションに接続します。
ここでは、SQL サーバー SSIS ワークフロー内でNetSuite 用のプロバイダーを使用して、NetSuite をMicrosoft SQL サーバーデータベースに直接転送する方法を説明します。 以下のアウトラインと同じ手順を、CData ADO.NET データプロバイダーにて使用することで、SSIS 経由でSQL サーバーを直接リモートデータに接続できます。
- Visual Studio を開き、新しいIntegration サービスプロジェクトを追加します。
- ツールボックスからControl Flow 画面へ、新しいData Flow タスクを追加します。
Data Flow 画面で、ツールボックスから[ADO.NET Source] と[OLE DB Destination] を追加します。
- 新しい接続を追加し、NetSuite 2015 用の .NET プロバイダー\CData ADO.NET プロバイダーを選択します。
Connection Manager で、NetSuite 用に接続の詳細を入力します。下は一般的な接続文字列です。
Account Id=XABC123456;Password=password;User=user;Role Id=3;Version=2013_1;
Netsuite への接続
NetSuite は現在、2つの異なるAPI を提供しています。
- SuiteTalk はNetSuite との通信に使用する、SOAP ベースのより古いサービスです。多くのエンティティを幅広くサポートし、INSERT / UPDATE / DELETE を完全にサポートします。 しかしデータの抽出用ツールは低機能で、SELECT 時のパフォーマンスは極めて低いです。テーブルを結合するよい方法もありません。データのグループ化および集計はこのAPI からは利用できず、 そのためこれらの操作をサポートするには、すべてをクライアントサイドで実行しなければなりません。
- SuiteQL は新しいAPI です。サービスとのSQL ライクな通信方法を実現するため、JOIN の機能はより豊富になり、GROUP BY や集計機能もサポートします。 加えて、抽出したいカラムだけを取得する機能も完全にサポートします。そのため、データを抽出する際のパフォーマンスがSuiteTalk より大幅に向上しています。ただし、サポートされるのはデータの抽出のみです。
NetSuite に接続するには、以下を行う必要があります。
- Schema を設定して、接続に使用するAPI を指定。データを取得するだけの場合は、SuiteQL の使用をお勧めします。データの取得および変更が必要な場合は、SuiteTalk の使用をお勧めします。
- 使用するAPI に適した接続オプションを設定します。(それぞれのAPI で利用可能な接続オプションが異なります。ヘルプドキュメントの「許可の設定」を参照してください。)
Netsuite への認証
SuiteTalk またはSuiteQL
NetSuite は3つの形式のOAuth 認証を提供します。
- トークンベース認証(TBA)は、基本的にOAuth 1.0 で、OAuthAccessToken とOAuthAccessTokenSecret を実行時ではなくNetSuite UI 内で作成します。 TBA は、2020.2 以降のSuiteTalk およびSuiteQL の両方で利用可能です。
- OAuth 2.0 認証は、SuiteQL でのみ利用できます。OAuth 2.0 認証を強制するには、次のいずれかを実行します。
- OAuthVersion を使用するAPI に明示的に設定、または
- Schema をSuiteQL に設定
- OAuth JWT 認証は、OAuth 2.0 クライアント認証フローであり、クライアント認証情報を含むJWT を使用してNetSuite データへのアクセスを要求します。この認証方法は、Schema がSuiteQL に設定されている場合にのみ使用できます。
認証方法の詳細はヘルプドキュメントの「はじめに」を参照してください。
DataReader editor を開き、次のインフォメーションを設定します。
- ADO.NET 接続マネージャー:Connection Manager のメニューで、先ほど作成した[Data Connection] を選択します。
- データアクセスモード:[SQL command] を選択します。
- SQL command テキスト:DataReader Source editor で、Component Properties タブを開き、下にあるようなSELECT command を入力します。
SELECT Customer.FirstName AS CustomerName, SalesOrder.Total AS SalesOrderTotal FROM SalesOrder, Customer
- DataReader editor を閉じ、DataReader Source の下の矢印をドラッグして、OLE DB Destination に接続します。
OLE DB Destination を開き、Destination Component Editor で次のインフォメーションを入力します。
- コネクションマネージャー:新しい接続を追加します。接続するサーバーおよびデータベースの情報を入力します。ここでは、SQLExpress は他のマシンで運用中です。
- データアクセスモード:データアクセスモードを[table or view] に設定し、データベースに入力するテーブルまたはビューを選択します。
Mappings 画面で必要なプロパティを設定します。
- OLE DB Destination Editor を閉じ、プロジェクトを始動します。SSIS タスクの実行が完了すれば、 NetSuite から取得したデータが、データベースに入力されます。