Lightning Connect で SQL Server External オブジェクトと連携

CData Connect Server をつかって、SQL Server のデータ の仮想SQL Server として接続し、スマートデバイスやクラウドアプリケーションで利用。Connect Server と Salesforce Lightning Connect を使ってSQL Server オブジェクトを作成して、アプリケーションやダッシュボードでデータを使用。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2022-11-25

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

CData Connect Server を使ってSalesforce コンソールやSalesforce Mobile App からSQL Server のデータ に接続することができます。 この記事では、CData Connect Server およびSalesforce Lightning Connect をつかって、SQL Server 外部オブジェクトを作成します。

CData Connect Server は、ピュアSQL のクラウドインターフェースをSQL Server に提供し、データを複製せずにSalesforce Lightning Connect からリアルタイムSQL Server のデータとの統合を手軽に実現します。Salesforce Lightning Connect はCData Connect Server をSQL Server データベースとして認識し、最適化されたデータ処理を使用してサポートされているすべてのSQL 操作(フィルタ、JOIN など)をSQL Server に直接プッシュして、サーバー側の処理を利用して、SQL Server のデータを素早く返します。

  1. Connect Server にログインし、[DATA MODEL]をクリックします。 データベースを追加
  2. [Available Data Sources]から[SQL Server]を選択します。
  3. 必要な認証プロパティを入力し、SQL Server に接続します。

    SQL Server 接続プロパティの取得・設定方法

    Microsoft SQL Server への接続には以下を入力します。

    • Server: SQL Server が稼働するサーバー名。
    • User: SQL Server に接続するユーザー名。
    • Password: 接続するユーザーのパスワード。
    • Database: SQL Server データベース名。

    Azure SQL Server およびAzure Data Warehouse への接続

    Azure SQL Server およびAzure Data Warehouse には以下の接続プロパティを入力して接続します:

    • Server: Azure 上のサーバー。Azure ポータルの「SQL databases」(もしくは「SQL data warehouses」)-> データベースを選択 -> 「Overview」-> 「Server name」で確認が可能です。
    • User: Azure に認証するユーザー名。
    • Password: 認証するユーザーのパスワード。
    • Database: Azure ポータルでSQL databases (or SQL warehouses) ページに表示されるデータベース名。
    接続の設定
  4. Create & Test をクリックします。
  5. Edit SQL Server Connection ページのPermissions タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を更新します。 権限を更新
  6. USERS タブでAuthToken を取得します。

コネクションが構成されたら、Salesforce Lightning Connect からSQL Server に接続できるようになります。

SQL Server データ にOData データソースとして接続

次の手順で、Connect Server からのフィードに接続する設定を行います。

  1. セールスフォースにログインして、[設定]→[開発]→[外部データソース]をクリックします。
  2. [新規外部データソース]をクリックします。
  3. 以下のプロパティにデータを入力します。:
    • 外部データソース: リストビューやレポートで使われるラベル名を入力。
    • 名前: ユニークな識別子を入力。
    • 種別: SQL Server を選択。
  4. 認証には、次のプロパティを設定します:
    • 認証プロトコル: パスワード認証を選択します。OAuth 2.0 も選択可能です。
    • Certificate: Enter or browse to the certificate to be used to encrypt and authenticate communications from Salesforce to your server.
    • 管理者ユーザ名: Connect Server で設定したユーザー名を入力。
    • 管理者パスワード: ユーザーのauth トークンを入力。
Configuration settings for the data source. (NetSuite is shown.)

SQL Server データ と同期したオブジェクトの作成

外部データソース作成後、次の手順で SQL Server のデータを反映する外部オブジェクトを作成します。 SQL Server 外部オブジェクトとSQL Server テーブルの定義を同期する必要があります。

  1. 作成した外部データソースを選択します。
  2. [検証して同期]をクリックします。
  3. SQL Server テーブルをクリックして、外部オブジェクトとします。
The list of tables to synchronize in Salesforce. (NetSuite is shown.)

Salesforce オブジェクトとして SQL Server データ にアクセス

SQL Server のデータ を外部データソースとして追加し、SQL Server テーブルをSQL Server 外部データソースとして同期すると、標準のSalesforce オブジェクトとして外部オブジェクトを使用することができます。

  • フィルターリストビュー付で新しいタブを作成する:

    A filtered list view shown on a custom tab. (NetSuite Invoices are shown.)
  • 標準Salesforce オブジェクトと並べて SQL Server 外部オブジェクトをディスプレイできます:

    A related list that shows an indirect lookup relationship, which links a child external object to a parent standard object. (Salesforce accounts and associated NetSuite invoices are shown.)

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