各製品の資料を入手。
詳細はこちら →Choreo でAccess とデータ連携するアプリを作成
CData Connect Server を使ってChoreo からAccess に接続し、リアルタイムAccess のデータと連携するカスタムアプリを構築します。
最終更新日:2022-11-20
こんにちは!リードエンジニアの杉本です。
Choreo は、ローコードおよびクラウドネイティブなSaaS 開発のための多機能かつ包括的なプラットフォームです。 開発者は、高度なコーディングスキルがなくても、Choreo のローコード環境を利用することで簡単にアプリケーションを構築することができます。 さらにCData Connect Server と連携することで、アプリケーションにAccess のデータへのクラウドベースのアクセスを即座に追加できます。 この記事では、Connect Server からAccess に接続し、Choreo からリアルタイムAccess のデータにアクセスするアプリケーションを作成する方法を紹介します。
CData Connect Server は、Access にクラウドベースのインターフェースを提供し、ネイティブにサポートされているデータベースにデータを複製することなくChoreo でリアルタイムAccess のデータを使用するアプリケーションを構築できるようにします。 CData Connect Server は最適化されたデータ処理により、サポートされているすべてのSQL 操作(フィルタ、JOIN など)をAccess に直接発行し、サーバー側の処理を利用して要求されたAccess のデータを高速で返します。
ホスティングについて
Choreo からCData Connect Server に接続するには、利用するConnect Server インスタンスをネットワーク経由での接続が可能なサーバーにホスティングして、URL での接続を設定する必要があります。CData Connect がローカルでホスティングされており、localhost アドレス(localhost:8080 など)またはローカルネットワークのIP アドレス(192.168.1.x など)からしか接続できない場合、Choreo はCData Connect Server に接続することができません。
クラウドホスティングでの利用をご希望の方は、AWS Marketplace やGCP Marketplace で設定済みのインスタンスを提供しています。
Access のデータの仮想データベースを作成する
CData Connect Server は、シンプルなポイントアンドクリックインターフェースを使用してデータソースに接続し、データを取得します。まずは、右側のサイドバーのリンクからConnect Server をインストールしてください。
- Connect Server にログインし、「CONNECTIONS」をクリックします。
- 一覧から「Access」を選択します。
-
Access に接続するために必要な認証プロパティを入力します。
Access接続の設定方法
ローカルファイルへの接続設定
ローカル環境からAccess への接続は非常にシンプルです。ConnectionType をLocal に設定することで、CRUD 操作(SELECT、INSERT、UPDATE、DELETE)をすべて実行できます。接続にはDataSource プロパティに以下のようなAcces sデータベースファイルのフルパスを指定します。
C:\Users\Public\Documents\MyDatabase.accdb
詳細な接続手順については、ヘルプドキュメントの「はじめに」セクションをご参照ください。
クラウドストレージ上のAccess ファイルへの接続設定
各種クラウドストレージに保存されているAccess ファイルへのアクセスにも対応しています。ただし、クラウド上のファイルに対するデータ操作は、INSERT、UPDATE、DELETE に制限されますのでご注意ください。
S3、Google Driver、OneDrive など、各種クラウドストレージ内のAccess ファイルへの接続方法はこちらの記事をご確認ください。
クラウド上のファイルを更新したい場合は、以下の手順で実施いただけます。
- 対応するCData ドライバーを利用し、クラウドサービスからAccess ファイルをダウンロード
- Access ドライバーを使用して、ローカル環境でファイルを編集
- クラウドサービス用ドライバーのストアドプロシージャを使用して、更新ファイルをアップロード
具体例として、SharePoint 上のファイルを更新する場合の手順をご紹介します。
- CData SharePoint ドライバーのDownloadDocument プロシージャを使用してファイルを取得
- CData Access ドライバーでファイルの更新を実施
- SharePoint ドライバーのUploadDocument プロシージャで更新内容を反映
DataSource 接続プロパティの設定について補足いたします。接続先のクラウドストレージを識別するための一意の接頭辞を指定し、続けて目的のファイルパスまたはフォルダパスを記述します。フォルダを指定した場合は1ファイルが1テーブルとして、単一ファイルの場合は単一テーブルとして扱われます。
- 「 Test Connection」をクリックします。
- 「Permission」->「 Add」とクリックし、適切な権限を持つ新しいユーザー(または既存のユーザー) を追加します。
仮想データベースが作成されたら、Choreo を含むお好みのクライアントからAccess に接続できるようになります。
Choreo からAccess への接続
以下のステップでは、Choreo からCData Connect Server に接続し、リアルタイムAccess のデータにアクセスできる新しいアプリケーションを作成する方法を紹介します。
コンストラクトを作成する
-
Choreo プラットフォームにサインインします。Note:この記事は、Anonymously を選択した場合について説明しています。
-
左サイドバーからComponents を選択し、+Create をクリックします。次に、Manual Trigger を選択し、続けてStart from scratch を選択します。
-
マニュアルトリガーのName とDescription を入力し、Create をクリックします。
-
トリガーが作成されたら、Edit Code をクリックします。
-
Ballerina Low-Code IDE が表示されます。Choreo は、ローコードダイアグラムビューでコンストラクトを自動生成します。
このコンストラクトをハイライトしてゴミ箱アイコンをクリックし、削除します。
-
画面上部の + アイコンをクリックし、右サイドのAdd Constructs ツールバーにあるMain を選択します。
続けてFunction Configuration フォームでSave をクリックします。
CData Connect Server コネクタを追加する
- 楕円形のSTART とEND の間にある + アイコンをクリックして、Connector をクリックします。
- 右サイドバーのConnectors で「CData」を検索します。CData Connect をクリックしてConnector 設定ペインを開きます。
-
Connector 設定ペインで、構成の設定を入力します。
- 使用するEndpoint Name を入力します。例では「connectEndpoint」を使用しています。
- User フィールドに、CData Connect Server ユーザーのE メールアドレスを引用符で囲んで入力します(例:"user@cdata.com")。
- Password フィールドにConnect Server のパスワードを引用符で囲んで入力します(例:"SampleToken")。
- Save をクリックすると、CData Connect Server のロゴがついたローコードエディタが表示されます。




クエリのアクションを追加する
- new とend の間の + アイコンをクリックし、Action を選択して既存のコネクタエンドポイントを選択します。
- connector Operation クエリを選択します。右側にAction ペインが表示されます。
- Access のデータを取得するためのSQL クエリを、query のsqlQuery パラメータとして入力します。次に例を示します。
SELECT * FROM Access1.Access.Orders LIMIT 10
- クエリを入力する際、カタログにConnection Name を、スキーマにData Source Name を必ず指定してください。例えば、Access1.Access です。
- これらのパラメータはCData Connect Server のConnections ページに表示されます。


Access のデータを反復処理する
- コードエディタの右上にあるShow Source アイコンをクリックします。
- ballerina/io ライブラリをインポートするimport 文を追加します。
import ballerina/io;
- 次に、SQL クエリの結果を繰り返し処理するために、query アクションの後にfrom 文を追加します。
- コンストラクトのコードは次のようになります。
- Save をクリックしてアクションを保存します。次のようなダイアグラムになります。
check from record{} result in resultStream do { io:println("Full Orders details: ", result); };
import ballerinax/cdata.connect; import ballerinax/cdata.connect.driver as _; import ballerina/io; public function main() returns error? { connect:Client connectEp = check new (user = "connect_cloud_username", password="connect_cloud_pat"); stream<record {}, error=""?> resultStream = connectEp->query(sqlQuery = `SELECT * FROM Access1.Access.Orders LIMIT 10`); check from record{} result in resultStream do { io:println("Full Orders details: ", result); }; }

プログラムをデプロイする
必要とするアクションをすべてプログラムに追加したら、次のステップに進みます。
- Web エディタで最終的なソースコードをコミットしてプッシュし、その変更をChoreo プラットフォームに同期します。
- Choreo Console の左ナビゲーションバーでDeploy をクリックします。
- Build Area でConfigure & Deploy をクリックし、プログラムをデプロイします。
- プロンプトが表示されたら、先ほど使用したCData Connect Server のユーザー名とパスワードを入力し、Deploy をクリックします。

Choreo でリアルタイムAccess のデータにアクセスできるアプリケーションを作成できました。
CData Connect Server の入手
Choreo をCData Connect Server で連携するための詳細は、CData Connect Ballerina Guide を参照してください。 CData Connect Server の30日間無償トライアルを利用して、クラウドアプリケーションから100を超えるSaaS、ビッグデータ、NoSQL データソースへのダイレクトなSQL アクセスをお試しください!