RapidMiner からAccess のデータに連携

Access をRapidMiner Studio の標準コンポーネント及びデータソース構成ウィザードと統合します。

古川えりか
コンテンツスペシャリスト

最終更新日:2022-10-29

この記事で実現できるAccess 連携のシナリオ

こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。

この記事では、CData JDBC Driver for Access をRapidMiner のプロセスと簡単に統合する方法を示します。この記事では、CData JDBC Driver for Access を使用してAccess をRapidMiner のプロセスに転送します。

RapidMiner のAccess にJDBC Data Source として接続する

以下のステップに従ってAccess へのJDBC 接続を確認できます。

  1. Access 用の新しいデータベースドライバーを追加します。[Connections]->[Manage Database Drivers]とクリックします。
  2. 表示されるウィザードで[Add]ボタンをクリックし、接続に名前を入力します。
  3. JDBC URL のプレフィックスを入力します。 jdbc:access:
  4. インストールディレクトリのlib サブフォルダにあるcdata.jdbc.access.jar ファイルにパスを入力して下さい。
  5. ドライバークラスを入力します。 cdata.jdbc.access.AccessDriver The JDBC driver configuration.(Salesforce is shown.)
  6. 新しいAccess 接続を作成します。[Connections]->[Manage Database Connections]とクリックします。
  7. 接続の名前を入力します。
  8. データベースシステムの場合は、以前構成したAccess ドライバーを選択します。
  9. Host ボックスで接続文字列を入力します。

    Access接続の設定方法

    ローカルファイルへの接続設定

    ローカル環境からAccess への接続は非常にシンプルです。ConnectionTypeLocal に設定することで、CRUD 操作(SELECT、INSERT、UPDATE、DELETE)をすべて実行できます。接続にはDataSource プロパティに以下のようなAcces sデータベースファイルのフルパスを指定します。

    C:\Users\Public\Documents\MyDatabase.accdb

    詳細な接続手順については、ヘルプドキュメントの「はじめに」セクションをご参照ください。

    クラウドストレージ上のAccess ファイルへの接続設定

    各種クラウドストレージに保存されているAccess ファイルへのアクセスにも対応しています。ただし、クラウド上のファイルに対するデータ操作は、INSERT、UPDATE、DELETE に制限されますのでご注意ください。

    S3、Google Driver、OneDrive など、各種クラウドストレージ内のAccess ファイルへの接続方法はこちらの記事をご確認ください。

    クラウド上のファイルを更新したい場合は、以下の手順で実施いただけます。

    1. 対応するCData ドライバーを利用し、クラウドサービスからAccess ファイルをダウンロード
    2. Access ドライバーを使用して、ローカル環境でファイルを編集
    3. クラウドサービス用ドライバーのストアドプロシージャを使用して、更新ファイルをアップロード

    具体例として、SharePoint 上のファイルを更新する場合の手順をご紹介します。

    1. CData SharePoint ドライバーのDownloadDocument プロシージャを使用してファイルを取得
    2. CData Access ドライバーでファイルの更新を実施
    3. SharePoint ドライバーのUploadDocument プロシージャで更新内容を反映

    DataSource 接続プロパティの設定について補足いたします。接続先のクラウドストレージを識別するための一意の接頭辞を指定し、続けて目的のファイルパスまたはフォルダパスを記述します。フォルダを指定した場合は1ファイルが1テーブルとして、単一ファイルの場合は単一テーブルとして扱われます。

    ビルトイン接続文字列デザイナ

    JDBC URL の構成については、Access JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナを使用してください。JAR ファイルのダブルクリック、またはコマンドラインからJAR ファイルを実行します。

    java -jar cdata.jdbc.access.jar

    接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。

    Using the built-in connection string designer to generate a JDBC URL (Salesforce is shown.)

    以下は一般的な接続文字列です。

    DataSource=C:/MyDB.accdb;
  10. 必要であればユーザー名とパスワードを入力します。 The connection to the JDBC data source.(Salesforce is shown.)

プロセス内の様々なRapidMiner オペレーターとのAccess 接続を使用できます。Access を取得するには、[Operators]ビューから[Retrieve]をドラッグします。 A Retrieve operation to select data.(Salesforce is shown.) [Retrieve]オペレータを選択した状態で、[repository entry]の横にあるフォルダアイコンをクリックして[Parameters]ビューで取得するテーブルを定義できます。表示されるRepository ブラウザで接続ノードを展開し、目的のサンプルセットを選択できます。

The Repository Browser window you can use to select an example set.(Salesforce is shown.)

最後に、[Retrieve]プロセスから結果に出力をワイヤリングし、プロセスを実行してAccess を確認します。

The results of the Retrieve operation.(Salesforce is shown.)

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