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詳細はこちら →Visio のシェイプとAccess のデータを連携
Visio マスターシェイプでの変更を自動的にAccess のデータに更新します。
最終更新日:2022-09-23
この記事で実現できるAccess 連携のシナリオ
こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。
CData ODBC Driver for Access を使ってVisio ダイアグラムへのデータ入力プロセスを自動化し、ダイアグラムを最新の状態に保つことができます。ドライバーはAccess のデータをODBC データソースとして出力し、Microsoft Office のようなODBC サポートを組み込んだアプリケーションからのアクセスを実現します。この記事では、Access のデータをリンクしたVisio プロジェクトでブレーンストーミングを始めるためのシンプルなダイアグラムを作成する方法を紹介します。
CData ODBC ドライバとは?
CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。
- Access をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレミスデータソースに対応
- 多様なアプリケーション、ツールにAccess のデータを連携
- ノーコードでの手軽な接続設定
- 標準 SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み
CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてAccess の接続を設定、2.Visio 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。
CData ODBC ドライバのインストールとAccess への接続設定
まずは、本記事右側のサイドバーからAccess ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。
接続プロパティが未設定の場合は、はじめにODBC DSN(データソース名)に設定します。これはドライバーのインストールの最後の手順にあたります。Microsoft ODBC Data Source Administrator を使用して、ODBC DSN を作成および設定できます。
Access接続の設定方法
ローカルファイルへの接続設定
ローカル環境からAccess への接続は非常にシンプルです。ConnectionType をLocal に設定することで、CRUD 操作(SELECT、INSERT、UPDATE、DELETE)をすべて実行できます。接続にはDataSource プロパティに以下のようなAcces sデータベースファイルのフルパスを指定します。
C:\Users\Public\Documents\MyDatabase.accdb
詳細な接続手順については、ヘルプドキュメントの「はじめに」セクションをご参照ください。
クラウドストレージ上のAccess ファイルへの接続設定
各種クラウドストレージに保存されているAccess ファイルへのアクセスにも対応しています。ただし、クラウド上のファイルに対するデータ操作は、INSERT、UPDATE、DELETE に制限されますのでご注意ください。
S3、Google Driver、OneDrive など、各種クラウドストレージ内のAccess ファイルへの接続方法はこちらの記事をご確認ください。
クラウド上のファイルを更新したい場合は、以下の手順で実施いただけます。
- 対応するCData ドライバーを利用し、クラウドサービスからAccess ファイルをダウンロード
- Access ドライバーを使用して、ローカル環境でファイルを編集
- クラウドサービス用ドライバーのストアドプロシージャを使用して、更新ファイルをアップロード
具体例として、SharePoint 上のファイルを更新する場合の手順をご紹介します。
- CData SharePoint ドライバーのDownloadDocument プロシージャを使用してファイルを取得
- CData Access ドライバーでファイルの更新を実施
- SharePoint ドライバーのUploadDocument プロシージャで更新内容を反映
DataSource 接続プロパティの設定について補足いたします。接続先のクラウドストレージを識別するための一意の接頭辞を指定し、続けて目的のファイルパスまたはフォルダパスを記述します。フォルダを指定した場合は1ファイルが1テーブルとして、単一ファイルの場合は単一テーブルとして扱われます。
Access のデータをダイアグラムに連携
以下の手順に従い、データ選択ウィザードを使ってダイアグラムにデータをインポートします。
- Visio を開き、「ファイル」->「新規」をクリックします。「ブレーンストーミング図」テンプレート(Visio Plan 1 が必要です)を開きます。
- 「データ」タブで、「図形にデータをリンク」をクリックします。
- ODBC オプションを選択し、次に「ODBC DSN」を選択します。
- Access のDSN を選択し、インポートしたいテーブルを選択してウィザードを終了します。この記事では、Orders を例にしています。

Access エンティティを図形にリンク
以下の手順で、Access エンティティを図形にリンクする方法の1つである、データから図形を作成する方法を示す簡単なダイアグラムを作成します。
- 「ブレーンストーミング図形」をクリックして、メイントピックを図面ページへドラッグします。メイントピックのテキストとしてOrders を入力します。
- 「トピック」をクリックします。
- 「外部データ」ウィンドウで行を選択し、図面ページ上にドラッグします。
- 「トピック」図形を右クリックし、「データ」->「データグラフィックの編集」をクリックします。
- 「新しいアイテム」をクリックします。
- 「データフィールド」メニューで、カラムを選択します。「表示形式」メニューで、表示方法を選択します。
- 他のいくつかのAccess エンティティを図面ページにドラッグし、メイントピックであるOrders に戻る関連線を追加します。新しいトピックは同じ構成です。データバーに表示される数値カラムは、他のOrders エンティティとは対照的にハイライトされます。
「データ」タブから、外部のAccess のデータと図形を同期してダイアグラムを更新することができます。
Access からVisio へのデータ連携には、ぜひCData ODBC ドライバをご利用ください
このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。
CData ODBC ドライバは日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。