Excel を使ってKafka にデータを追加・編集する方法

この記事では、CData Excel Add-In を使ってExcel からデータをKafka にノーコードで追加・編集する方法を説明します。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2023-09-28

この記事で実現できるKafka 連携のシナリオ

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

CData Excel Add-In for ApacheKafka を使えば、Excel から直接Kafka のデータ取得、追加、編集が可能になります。Kafka のデータを一度Excel にエクスポートして編集・データソースの一括更新を行えるだけではなく、Excel スプレッドシートに保存されているデータを一括でKafka にインポートすることも可能です。

この記事ではExcel Add-In の使い方を説明し、実際にKafka のデータを取得、追加、編集していきます。記事の例ではSampleTable_1 テーブルを使いますが、同じことがCData Excel Add-In で取得できるすべてのKafka のデータのテーブルに対して実行可能です。

Kafka への接続を設定

まずは、本記事右側のサイドバーからApacheKafka Excel Add-In の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。

Kafka への接続には、Excel Add-in をインストールした後にExcel を起動して、「CData」タブ ->「データの取得」->「取得元:Kafka」とクリックしていきます。

Excel のCData タブからデータの取得アイコンをクリックして、取得元:Kafkaを選択

接続エディタが表示されるので、接続プロパティを入力して「接続テスト」をクリックしてください。プロパティの取得方法について説明します。

Apache Kafka 接続プロパティの取得・設定方法

.NET ベースのエディションは、Confluent.Kafka およびlibrdkafka ライブラリに依存して機能します。 これらのアセンブリはインストーラーにバンドルされ、自動的に本製品と一緒にインストールされます。 別のインストール方法を利用する場合は、NuGet から依存関係のあるConfluent.Kafka 2.6.0 をインストールしてください。

Apache Kafka サーバーのアドレスを指定するには、BootstrapServers パラメータを使用します。

デフォルトでは、本製品はデータソースとPLAINTEXT で通信し、これはすべてのデータが暗号化なしで送信されることを意味します。 通信を暗号化するには:

  1. UseSSLtrue に設定し、本製品がSSL 暗号化を使用するように構成します。
  2. SSLServerCert およびSSLServerCertType を設定して、サーバー証明書をロードします。

Apache Kafka への認証

Apache Kafka データソースは、次の認証メソッドをサポートしています:

  • Anonymous
  • Plain
  • SCRAM ログインモジュール
  • SSL クライアント証明書
  • Kerberos

Anonymous

Apache Kafka の特定のオンプレミスデプロイメントでは、認証接続プロパティを設定することなくApache Kafka に接続できます。 こうした接続はanonymous(匿名)と呼ばれます。

匿名認証を行うには、このプロパティを設定します。

  • AuthSchemeNone

その他の認証方法については、ヘルプドキュメントを参照してください。

Kafka のデータの取得

接続設定が完了したら、いよいよKafka のデータを取得してみましょう。

  1. 接続が完了すると、以下の「クエリを編集」画面が表示されます。
  2. クエリ編集画面
  3. 「テーブル/ビュー」項目の「選択」ボタンをクリックします。テーブル一覧が表示されるので、取得したいテーブルを選択してください。今回はSampleTable_1 を使います。
  4. 以下のようにテーブルのメタデータが自動で取得・表示されます。「最大行数」で取得するレコード数を調整することもできます。新規データの一括入力だけが目的の場合は、1行だけを取得するといったことも可能です。
  5. テーブルの情報
  6. 「シート名」にデータを追加するExcel シートの名前を入力します。デフォルトでは、取得するテーブル名がシート名になります。準備ができたら「OK」をクリックすると、データが取得されます(以下はすべてサンプルデータです)。
  7. 取得したKafka のデータ

Kafka へのデータの追加・更新

これで、データの取得は完了です。ここからはデータ追加をやっていきましょう。今回は、SampleTable_1Sample という別シートにあるデータをKafka に追加していく、というシナリオで進めていきます。

  1. テーブルの最終行の下の行に、別シートを参照する式を入力します。例:=SampleTable_1Sample!A1。これで、別シートのデータをコピーできました。新たに追加してデータソース側に反映されていないデータは、赤文字で表示されます。注意点として、(読み取り専用)となっているカラムは空のままにしておいてください。 別シートからデータを入力
  2. 参照用のセルをドラッグドロップして、どんどんデータを追加します。CData Excel Add-In では複数行のデータを一括で追加できます。 複数行のデータを追加
  3. それでは、Excel で追加したデータを実際にKafka に追加してみます。追加する行を選択して、CData リボン内の「行の更新」->「選択された行の更新」ボタンをクリックします。
  4. CDataリボンから行を更新

各行の追加が完了すると、追加した値の文字が赤から黒に変わります。もしエラーなく処理が完了しても文字の色が変わらなければ、「ワークアウトのリフレッシュ」を試してみてください。

正常にデータが追加された

データの更新

追加と類似の方法でデータを更新できます。シートに取得したデータを編集すると赤文字になるので、あとは行の更新を実行するだけです。

Kafka からExcel へのデータ連携には、ぜひCData Excel Add-In をご利用ください

このようにCData Excel Add-In と併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをExcel からコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。

CData Excel Add-In は、日本のユーザー向けにUI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。

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