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詳細はこちら →SQLAlchemy ORM を使って、Python でMicrosoft Project のデータに連携する方法
CData Python Connector を使って、Python アプリケーションおよびスクリプトからSQLAlchemy 経由でMicrosoft Project にOR マッピング可能に。
最終更新日:2023-09-23
この記事で実現できるMicrosoft Project 連携のシナリオ
こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。
Pythonエコシステムには、多くのモジュールがあり、システム構築を素早く効率的に行うことができます。CData Python Connector for MicrosoftProject は、pandas、Matplotlib モジュール、SQLAlchemy ツールキットから使用することで Microsoft Project にデータ連携するPython アプリケーションを構築し、Microsoft Project のデータを可視化できます。 本記事では、SQLAlchemy でMicrosoft Project に連携して、データを取得、、更新、挿入、削除 する方法を説明します。
CData Python Connectors の特徴
CData Python Connectors は、以下のような特徴を持った製品です。
- Microsoft Project をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレデータソースに対応
- Python をはじめとする多様なデータ分析・BI ツールにMicrosoft Project のデータを連携
- ノーコードでの手軽な接続設定
CData Python Connectors では、1.データソースとしてMicrosoft Project の接続を設定、2.Python からPython Connectors との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。
必要なモジュールのインストール
pip でSQLAlchemy ツールキットをインストールします:
pip install sqlalchemy
モジュールのインポートを忘れずに行います:
import sqlalchemy
Python でMicrosoft Project のデータをモデル化
次は、接続文字列で接続を確立します。create_engine 関数を使って、Microsoft Project のデータに連携するEngne を作成します。
engine = create_engine("microsoftproject///?User=myuseraccount&Password=mypassword&URL=http://myserver/myOrgRoot")
Authentication セクションのUser およびPassword プロパティを、有効なMicrosoft Project ユーザークレデンシャルに設定する 必要があります。加えて、URL を有効なMicrosoft Project サーバーの組織ルート、またはMicrosoft Project サービスのファイルに 指定する必要があります。
Microsoft Project のデータのマッピングクラスの宣言
接続を確立したら、OR マッパーでモデル化するテーブルのマッピングクラスを宣言します。本記事では、Projects テーブルを使います。sqlalchemy.ext.declarative.declarative_base 関数を使って、新しいクラスにフィールド(カラム)を定義します。
base = declarative_base() class Projects(base): __tablename__ = "Projects" ProjectName = Column(String,primary_key=True) ProjectActualCost = Column(String) ...
Microsoft Project のデータをクエリ
マッピングクラスができたので、セッションオブジェクトを使ってデータソースをクエリすることができます。セッションにEngine をバインドして、セッションのquery メソッドにマッピングクラスを提供します。
query メソッドを使う
engine = create_engine("microsoftproject///?User=myuseraccount&Password=mypassword&URL=http://myserver/myOrgRoot") factory = sessionmaker(bind=engine) session = factory() for instance in session.query(Projects).filter_by(ProjectName="Tax Checker"): print("ProjectName: ", instance.ProjectName) print("ProjectActualCost: ", instance.ProjectActualCost) print("---------")
ほかの方法としては、execute メソッドを適切なテーブルオブジェクトに使うことが可能です。以下のコードはアクティブなsession に対して有効です。
execute メソッドを使う
Projects_table = Projects.metadata.tables["Projects"] for instance in session.execute(Projects_table.select().where(Projects_table.c.ProjectName == "Tax Checker")): print("ProjectName: ", instance.ProjectName) print("ProjectActualCost: ", instance.ProjectActualCost) print("---------")
より複雑なクエリとして、JOIN、集計、Limit などが利用可能です。詳細はヘルプドキュメントをご覧ください。
Microsoft Project のデータの挿入(INSERT)
Microsoft Project のデータへの挿入には、マップされたクラスのインスタンスを定義し、アクティブな session に追加します。commit 関数を呼び出して、Microsoft Project にすべての追加インスタンスを送ります。
new_rec = Projects(ProjectName="placeholder", ProjectName="Tax Checker") session.add(new_rec) session.commit()
Microsoft Project のデータを更新(UPDATE)
Microsoft Project のデータの更新には、更新するレコードをフィルタクエリとともにフェッチします。そして、フィールドの値を変更し、セッションでcommit 関数を呼んで、Microsoft Project にレコードを追加します。
updated_rec = session.query(Projects).filter_by(SOME_ID_COLUMN="SOME_ID_VALUE").first() updated_rec.ProjectName = "Tax Checker" session.commit()
Microsoft Project のデータを削除(DELETE)
Microsoft Project のデータの削除には、フィルタクエリと一緒に対象となるレコードをフェッチします。そして、アクティブsession でレコードを削除し、セッションでcommit 関数を呼び出して、該当するレコードの削除を実行します。
deleted_rec = session.query(Projects).filter_by(SOME_ID_COLUMN="SOME_ID_VALUE").first() session.delete(deleted_rec) session.commit()
Microsoft Project からPython へのデータ連携には、ぜひCData Python Connector をご利用ください
このようにCData Python Connector と併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをPython からコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。
日本のユーザー向けにCData Python Connector は、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。