PowerBuilder からAccess のデータに連携

この記事では、Access JDBC ドライバーを使用してPowerBuilder からAccess にアクセスする方法を説明します。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2022-06-13

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

CData JDBC Driver for Access は、標準ベースのコントロールであり、PowerBuilder を含むJDBC をサポートするプラットフォームまたは開発テクノロジーから使用できます。 また、PowerBuilder でCData JDBC Driver for Access を使用する方法についても詳しく説明します。

この記事では、CData JDBC Driver for Access を使用して読み取りと書きこみを実行する基本的なPowerBuilder アプリケーションを作成する方法を説明します。

PowerBuilder からAccess のデータに接続

以下のステップに従ってDatabase Painter ツールを使用し、JDBC URL for Access に基づいてデータベースプロファイルを作成します。データベースプロファイルを使用して、接続プロパティを保存できます。Ⅾatabase Painter では、データをグラフィカルに操作したり、SQL クエリを実行したりできます。

  1. ドライバーJAR をPowerBuilder クラスパスに追加します。CLASSPATH システム環境変数を、インストールディレクトリのlib サブフォルダにあるドライバーJAR へのパスに設定します。

    NotePowerBuilder Classic を使用している場合は、[Tools]->[System Options]->[Java]をクリックし、ドライバーJAR へのパスを追加することもできます。

  2. [Tools]->[Database Painter]と進みます。
  3. JDBC のノードを右クリックし、[New Profile]をクリックします。
  4. [Database Profile Setup]ダイアログで、以下を入力します。
    • Profile Name:プロファイルのわかりやすい名前を入力します。
    • Driver Name:ドライバーのクラス名にcdata.jdbc.access.AccessDriver を入力します。
    • URL:JDBC URL を入力します。

      Access接続の設定方法

      ローカルファイルへの接続設定

      ローカル環境からAccess への接続は非常にシンプルです。ConnectionTypeLocal に設定することで、CRUD 操作(SELECT、INSERT、UPDATE、DELETE)をすべて実行できます。接続にはDataSource プロパティに以下のようなAcces sデータベースファイルのフルパスを指定します。

      C:\Users\Public\Documents\MyDatabase.accdb

      詳細な接続手順については、ヘルプドキュメントの「はじめに」セクションをご参照ください。

      クラウドストレージ上のAccess ファイルへの接続設定

      各種クラウドストレージに保存されているAccess ファイルへのアクセスにも対応しています。ただし、クラウド上のファイルに対するデータ操作は、INSERT、UPDATE、DELETE に制限されますのでご注意ください。

      S3、Google Driver、OneDrive など、各種クラウドストレージ内のAccess ファイルへの接続方法はこちらの記事をご確認ください。

      クラウド上のファイルを更新したい場合は、以下の手順で実施いただけます。

      1. 対応するCData ドライバーを利用し、クラウドサービスからAccess ファイルをダウンロード
      2. Access ドライバーを使用して、ローカル環境でファイルを編集
      3. クラウドサービス用ドライバーのストアドプロシージャを使用して、更新ファイルをアップロード

      具体例として、SharePoint 上のファイルを更新する場合の手順をご紹介します。

      1. CData SharePoint ドライバーのDownloadDocument プロシージャを使用してファイルを取得
      2. CData Access ドライバーでファイルの更新を実施
      3. SharePoint ドライバーのUploadDocument プロシージャで更新内容を反映

      DataSource 接続プロパティの設定について補足いたします。接続先のクラウドストレージを識別するための一意の接頭辞を指定し、続けて目的のファイルパスまたはフォルダパスを記述します。フォルダを指定した場合は1ファイルが1テーブルとして、単一ファイルの場合は単一テーブルとして扱われます。

      ビルトイン接続文字列デザイナ

      JDBC URL の構成については、Access JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナを使用してください。JAR ファイルのダブルクリック、またはコマンドラインからJAR ファイルを実行します。

      java -jar cdata.jdbc.access.jar

      接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。以下は一般的なJDBC URL です。

      jdbc:access:DataSource=C:/MyDB.accdb;
    The JDBC data source defined in the Database Profile Setup dialog.(Salesforce is shown.)
  5. テーブルを表示および編集するには、テーブルを右クリックして[Edit Data]->[Grid]をクリックします。
Modify database objects in the Database Painter.(Salesforce is shown.)

Access をPowerBuilder Controls と共に使用する

標準のPowerBuilder オブジェクトを使用してJDBC データソースに接続し、クエリを実行できます。以下の例は、Access をDataWindowに取得する方法を示しています。次のコードをopen メソッドに追加できます。

SQLCA.DBMS = "JDBC" SQLCA.AutoCommit = False SQLCA.DBParm = "Driver='cdata.jdbc.access.AccessDriver',URL='jdbc:access:DataSource=C:/MyDB.accdb;"; CONNECT USING SQLCA; dw_orders.SetTransObject(SQLCA); dw_orders.Retrieve();

関連コンテンツ

トライアル・お問い合わせ

30日間無償トライアルで、CData のリアルタイムデータ連携をフルにお試しいただけます。記事や製品についてのご質問があればお気軽にお問い合わせください。